【看護師が気持ち良く退職するには?】円満退職をする方法を徹底解説!

お悩み

この記事は約5分で読めます!

今の職場を退職したいけど、

みんな引き止められたりしているから、退職意向を伝えるのが不安だよ。

初めて退職することにしたけど、どうやったら円満退職できるかわからない…。

今回は看護師の退職時についてのお悩みを解決します!

私自身も看護師として2回退職を経験して、病棟、訪問看護で働き、初めての退職で失敗した経験もあります。

体験談も交えて、ご紹介させて頂きます。

今の職場を辞めたいけど、退職の流れがわからなくて不安だったり、強い引き止めにあってなかなか退職に踏み切れていない方も多いのではないでしょうか?

そこで【この記事を最後まで読めば、退職の流れが分かり、強い引き止め交渉があっても円満に退職ができるようになります!

この記事で分かること!
  • 看護師の退職・転職状況
  • 退職の流れ
  • 退職時の注意点
  • 退職時にある引き止め対策

では最後までご覧下さい♪

看護師の退職状況

看護師の離職率

日本看護協会の調査によると、常勤看護師の離職率は、11.6%となっています。

ちなみにワーストは東京都・神奈川県の14.6%でした。

新卒看護師の離職率でも10%前後です。

常勤看護職員新卒採用者既卒採用者
離職率11.6%10.3%16.8%

このことから毎年、看護師として働いてる人の10人に1人は退職していることになります。

また、厚生労働省の看護職員就業状況等実態調査結果によると退職後、看護師として働いている人が75.6%で、1年以内に再就職された割合は49.8%になっています。

ちなみに厚生労働省の令和4年雇用動向調査結果によると離職率が一番高い業種は宿泊業・飲食サービス業の26.8%となっていました。

看護師の転職状況

日本看護協会の看護職員実態調査によれば半数以上の50.5%の人が転職経験があることが分かりました。

転職回数の平均は3回となっています。

看護師として働いている人は、少なからず生涯で3回くらいは転職している人が多いと言えます。

看護師の転職経験の詳細はこちら↓
件数割合
転職経験あり2,58850.5%
転職経験なし2,53349.5
合計5,121100.0%
看護師の転職回数はこちらをご覧ください!
件数割合
1~2か所1,30150.3%
3~4か所89734.7%
5~6か所28110.9%
7か所以上1094.2%
合計2,588100%
\詳細はこちらから/

看護師の退職理由

厚生労働省の看護職員就業状況等実態調査結果によると看護師の主な退職理由は下記の通りです。

看護師の退職理由ベスト5
  1. 出産・育児のため 22.1%
  2. その他 19.7%
  3. 結婚のため 17.7% 
  4. 他施設への興味 15.1%
  5. 人間関係がよくないから 12.8%

看護師として働いている人の多くが女性ということもあり、結婚、出産による退職が多い結果となっています。

円満退職するための方法

円満退職までの6ステップの流れ

退職を決断してもすぐ退職することは出来ません。

なぜなら円満退職をするためには準備期間が必要だからです!

退職理由を不満やネガティブなことを伝えてしまうと、職場の人間関係が悪くなってしまう可能性があります。

そのため、退職理由や退職の意志の伝え方には注意が必要です!

就業規則の確認

退職することを決意したなら、まずは就業規則を確認しましょう!

職場独自のルールで退職の際は「1ヵ月前」「2ヵ月前」までに申し出るように定められていることが多いです。

豆知識

民法第六百二十七条によれば労働者が雇用契約の解約を申し入れ、解約申し入れ日から2週間を経過すると終了することができます。

法律上は退職の申し入れをしてから2週間後には退職できることになっています。

引用:デジタル庁e-Gov

できるだけ早く上司に退職の意志を伝える

就業規則の確認が終わったら、規定に則ってできるだけ早めに師長や管理者に退職の意思を伝えましょう。

なぜ早く伝えた方がいいかと言いますと、

退職までの業務引き続き期間や退職後のシフト調整がスムーズにできるようにし円満退職ができるようにしましょう。

具体的な退職希望日を伝え、労使間で合意の元、退職日を決定します。

労使間で退職日が決定したら必ず、メモを書き証拠を残すことをオススメします

退職届を作成

退職日が決まったら、退職届を作成します。

社内で指定の書式があれば指定書式で退職届を作成。

退職届は必ず上司に必ず手渡しで提出するようにして下さい。

間違えてもlineやメールで退職届を提出しないようにしましょう。

業務の引き続き

自分が退職してからも業務に支障が出ないように引き継ぎをしっかり行います。

必要に応じてマニュアルや手順を作成もしておくことも必要です。

円満退職をするには退職後のことも考えて丁寧に引き続きをすることも大切です。

ロッカーや荷物の整理

退職後に新たに自分が使っていたロッカーはまた他の誰かが使うことになります。

次に使う人のことを考えて、キレイにして明け渡すようにしましょう。

最終出勤日

菓子折りを用意し、お世話になったスタッフや患者さん・利用者さんにしっかり挨拶をする。

シフト上、最終出勤日に会えないスタッフや利用者さんに事前に必ず挨拶を済ましておきましょう。

備品やユニフォームを返却し、退職に必要な書類を提出。

また、退職後の書類についてはいつどのように貰えるのかも忘れずに確認しておきましょう。

有休が残っていればそのまま有休消化となり、その後退職する流れになります。

退職希望を伝える時の注意点

退職希望を伝えるタイミングを考える

退職希望を伝えるのは直属の上司になります。上司が忙しい時間に退職希望の話をしてしまうと印象が悪くなってしまい、人間関係で亀裂が入ってしまう可能性があり、円満退職から遠ざかってしまいます。

なるべく職員面談の時間を使って、退職希望の話をすることをオススメします。

退職理由はネガティブなことは避ける

退職理由を給料や人間関係の理由にしてしまうと、給料アップや人事異動で引き止められる可能性が高くなり、退職が延期になったり、退職そのものがなくなってしまう可能性があります。

また、不満を伝えてしまうと印象が悪くなり、退職するまでの間の人間関係がギスギスしてしまいます。

なので、退職理由をしっかり考えて伝えるようにしましょう。

リアルな退職失敗体験談

キャリアに特化したパーソナルトレーニング【POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)】

初めての退職で大失敗したお話

ここで初めて勤めた病棟を退職する時の失敗談を紹介するよ!

私が失敗したこと
  • 退職希望日から実際退職するまで半年かかってしまった。
  • 退職時に有給消化はなし。
  • 退職するまでの人間関係に亀裂が入ってしまった。

退職するまで期間にこんなことが起こってしまいました…

ではご覧ください♪

そもそも退職理由が…

退職理由そのものがしっかりしておらず、「3年勤めたし、看護師以外の仕事したことなし」

「よし、1回退職してみよう」みたいな感じで、退職を決意し、12月にあった師長との面談で、

年度末の3月に退職希望を伝えました。

色々、話し合いの中で「人間関係」「夜勤がしんどい」「看護師以外のことを1回してみたい」と

ストレートに伝えてしまい、師長から「まだ若いし、出来ていることもいっぱいあるし」

「夜勤のシフトも調整するし」「もうちょっと頑張ってみない?」と言われ、

退職が先延ばしになり、退職するまで半年以上がかかりました。

結局、シフト調整も今までと何ら変わりなかったと思います。

今思い返せば、あの頃は若かったし世間知らずだったことを

うまく利用された感じになってしまった気がする…

強行突破の退職になり、有休消化はなし

結局、退職希望を退職することができず、ズルズル半年以上の月日が経過し、

自分より後に退職希望を伝えた先輩が自分より先に退職することが決まったことを知り、

再度、上司に退職の話をすることになりました。

そこで「何としても来月いっぱいで辞めたいんだ!!!」

これ直訴し、結果として来月いっぱいで退職することが決まったのですが、

少し残っていた、有休は消化しないのが条件でした。

当時は退職できる喜びの方が大きく、

有休消化については一切気にもしていなかったです(笑)

今、思えばすごくもったいないことをしていますし、

計画性がなかったと思います…

退職するまでの期間は、一切勉強会に出なかった

退職希望を伝えていたので、もう完全に退職する気満々だったので、勉強会や研修は一切参加しないを貫き通してその結果、病棟での【人間関係】に大きく亀裂が入ってしまったのです。

時間外の研修はもちろん、勤務時間内の研修、委員会活動全て不参加。

かなり陰口を言われたり、きつく怒られましたがフル無視を貫き通し、完全に孤立してしまっていたと思います。

円満退職に程遠い結果になってしまいました。

退職時の引き止めは、止められた側、止めた側、双方にとって良いことなないと個人的に思います…。

退職時に強い引き止めがある

引き止め理由

そもそも看護師は全国的に人手不足です。

退職に伴い、新たに看護師を補充しなければいけません。

求人を出すのにもコストがかかり手間もかかります。

求人を出して新たに応募があるかも分かりません。

応募があっても面接の日程調整、教育にも時間がかかり、戦力になるまでに時間がかかってしまう。

そのため、退職時に強い引き止めが起きやすいと言えます。

引き止めに合った時の対策

上司に退職希望を伝え、引き止めにあった場合は上司より上の立場の人に退職希望の相談をする。

病院なら看護部長、訪問看護であれば社長に、引き止めにあっていることを相談する。

それでもダメな場合は最寄りの労働基準監督署に相談にいくをオススメします。

それでも退職出来ない時の対策方法

できることは全てやったけど、ダメだった場合や、

そもそも円満退職するのに計画を立てて準備したりするのが面倒と感じる方は【退職代行】を利用してみることもいいかもしれません。

退職時には何かと神経を使いますし、体力も使います。

そこで退職時は第三者の方に入ってもらう方がスムーズに話し合いが進む場合もあります。

どうしてもの時はここをクリック

まとめ

看護師として働いている半数の方は退職、転職を経験し、その多くの方が看護師として働かれており、1年以内再就職をされています。

今、退職を検討されている方も一歩踏み出して退職に向けて動き出してみるのはいかがでしょうか?

今の職場を気持ち良く円満退職には、少し手間がかかるのですが、しっかり計画を持って準備する必要があります。

そのため、上司に退職理由を伝える時には人間関係や給料や職場の不満を伝えてしまうと、

強い引き止めにあったり、あなた自身の印象を悪くしてしまう可能性があります。

なので退職理由を伝える時はしっかり準備して考えてから伝えることをオススメします。

そもそも円満退職や退職交渉が面倒に思う方は、退職代行サービスを利用してみることもいいかもしれません。

最後までお読み頂きありがとうございした。

ではまた♪

ナースマンオタケ

関西在住の30代男性看護師🦸
夫婦共に看護師をしており、2児の父☺️
病棟、訪問看護を経て現在はひとりぼっち相談支援事業所勤務✌️
男性看護師、男子看護学生に役立つ情報を発進中~♪

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